お部屋探しマニュアル
お部屋探しから入居までの流れ
Step1 引越しまでの予定を立てよう
まずはスケジュールの調整をしましょう。最初に引越しの時期をある程度きめるとこからです。予定の日から約1ヶ月程度余裕をもってお部屋探しをしましょう。
Step2 物件の条件整理
次に、家賃、間取り、地域等の条件を決めます。但し、すべての条件を満たすことは現実的に難しい場合が多いので、ある程度、優先順位を決めておくといいでしょう。
初めて賃貸を借りる場合の賃料設定については、地域の相場もありますが、給料の手取りの3割程度を目安に設定するといいでしょう。
Step3 実際に物件を探す
条件が定まったら、いよいよ物件探しです。インターネット、情報誌等で大体の情報は分かると思います。ある程度の家賃相場がわかり希望と合わない場合は、少し修正する必要があるかもしれません。
Step4 不動産会社へ行こう
不動産会社では、まず入居希望者の条件を聞かれますので、前半で決めた条件を伝えましょう。インターネットや情報誌等でめぼしい物件がある場合でも、一応条件は伝えることをオススメします。プロの目で他にもオススメの物件紹介があるかもしれません。
下見のとき、一度に何件も見るのはお勧めできません。混乱してチェックポイントがぼやけてしまいます。1日の下見は2~3件にとどめておくことをオススメします。
Step5 入居申込み
物件が決まったら一番にしないといけないのは、入居の意思表示と入居申込みです。原則、入居申込書の提出が無い場合は物件を予約できません。
事前に保証人様の要件等の確認をしておくとスムーズにすすみます。入居審査は家主、管理業者ともに申込の内容を確認します。収入に家賃が見合っているか、保証人との関係、保証能力はどうか等確認をします。大体、2~3日から長くて1週間をめどに考えてください。
Step6 重要事項説明・契約手続き
さて、次に契約の前段階として重要事項説明を受けます。必要な事項を主任者が説明をしますので、疑問に思った部分は確認するようにして下さい。
契約ですが、重要事項説明と同じように契約内容についても説明をしますので、不明な部分は確認をしましょう。契約書は貸主、借主双方が記名と押印をして1通づつ保管することになります。
Step7 物件の引渡し
契約、契約金の入金が無事に済んだら、入居開始日に合わせて鍵を受け取ることが出来ます。最初に、室内に不備が無いか確認をしましょう。もし、不備があったら速やかに管理会社か家主へ報告をしましょう。
新生活の開始
さて、約1ヶ月後には新しい場所で新しい生活の始まりです。契約書に記載されていることを良く守り、楽しい賃貸ライフをおくりましょう。
賃貸不動産用語集
- 敷金
- 契約時に家主に預けるお金のことです。退居時に原状回復費用や、未払い金に充てられます。2ヶ月から3ヶ月が目安です。
- 礼金
- 契約時、家主に支払う謝礼金です。解約時の返金はありません。
- 入居者総合安心保険(火災保険)
- 一般的に契約時に加入する保険です。火災保険と言われることが多いように思いますが、火災以外家財などの補償もあります。大体年間1万円前後が目安です。
- K,DK,LDK
- 目安として6帖未満を「K(キッチン)」、6帖から10帖未満を「DK(ダイニングキッチン)」、10帖以上を「LDK(リビングダイニングキッチン)」として表記しているのが一般的です。
- 前家賃
- 基本的にどこも前家賃としています。月末に翌月分を支払い振込み手数料は借主の負担になります。
- 媒介(仲介),代理,貸主
- 不動産業者がどういう取り扱いをするかを明示したものです。媒介(仲介)、代理となっている場合は、貸主が他にいるため仲介料が必要となります。貸主となっている場合は仲介者がいませんので、仲介料は要りません。
- UB(ユニットバス)
- 天井、壁、床、浴槽が一体となった浴室のことです。ユニットバスというと、トイレと浴室が一緒のものをイメージされるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
- 浄化槽
- 生活排水、汚水の処理をする、ろ過装置のようなものです。下水設備の代わりになります。維持管理費用がかかります。
- 仲介手数料
- 賃貸借契約を結んだときに報酬として、不動産会社に支払うのが仲介手数料です。宅地建物取引業法上は貸主、借主の双方から合わせて賃料の1ヶ月分以内(消費税別途)と定められています。借主が家賃の1ヶ月分を支払うケースが一般的です。
- 連帯保証人
- 通常の保証人とは違い、借主に連帯して保証するので負う責任は重くなります。